2014-07-04

一関もち文化に満腹

 岩手県一関市の夜をブラリ。気仙沼市から公共交通機関で1時間程度の距離。いつもは通過点の街を訪れた。

 「ご当地の名物は?」と紹介された店ののれんをくぐった。

 仙台藩伊達家と一関藩田村家では、儀礼が重んじられ、礼作法に小笠原流、料理膳(ぜん)は四條流を進めた。

 今も、その習慣が続いており、年中行事、冠婚葬祭をはじめとして、もちが食べられているという。

 出てきたのは雑煮に加え、格子状に一口サイズに盛り付けられたもち。

 あんこもちやエビもちなど8種類。中央には口直しのため大根すりも彩られていた。

 せっかくなので、地酒も一口。もち米も地酒も一関の米尽くしに舌鼓。

 一関のもち文化に満腹のひとときだった。


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