源平合戦囲碁広める 三王裕孝九段「瀬戸内の囲碁史」

「瀬戸内の島々が出身のプロ棋士は、本因坊周作を世に送り出した因島市をはじめほとんどの島では一人しか輩出していないのに、江田島市は５人送り出している」。

郷土が生んだ偉大な囲碁棋士「瀬越憲作展」が12月15日まで、大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫で行われています。

記念講座として、「瀬戸内の囲碁史」と題し、瀬越憲作門下、本市沖美町出身の三王裕孝九段の公演がありました。

60人の聴衆を前に、師匠である瀬越憲作名誉九段は、対局でないため棋譜は残っていないが、伊藤博文（１８４１－１９０９）や徳川慶喜（１８３７－１９１３）と碁を通じた伝承を披露。
杉本昌隆八段門下の藤井聡太七段を例に出し、偉大な弟子が出現すると、師匠は表に出なくなる。瀬越名誉九段もそうだったと、聴衆から笑いを誘っていました。

能美町高田には、瀬越名誉九段の像があります。碁盤に向かって一手を打っています。

三王九段は、「源平合戦敗れたで落ち武者が、瀬戸内海に囲碁を広めた。古くから囲碁が栄えたこの地に、これからも、プロ棋士がこの地から輩出されると信じている」。

　
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月例２．１繊月沈む 漆黒の夜星が瞬く

西の空に月が沈みかけていました。

今日の月の入りは午後７時12分。月例２．１ですから、繊月でしょうか。

大竹市、岩国市にある工場地帯の明かりがまぶしいほどです。

かなたには、工場から上がる煙や湯気、夜の海に映っています。

南西にある大黒神島、漆黒の海に星空が瞬いています。

月が落ち、夜の帳が下りると、一層光が強くなりました。

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鉛色の空強風の波 青のない灰色の朝

灰色の海に波紋が幾重にも連なっていました。

今日は、鉛色の雲に覆われ、冷たい強風が吹き付ける朝を迎えました。

沖合になるにつれ、風で波が大きくなっています。

絶え間なく寄せる波。荒々しい表情でした。

広島を結ぶ高速艇も、強風のため慎重に接岸していました。

青が見えない朝でした。


　
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津久茂瀬戸作業 海保監視取締艇「じゅぴたあ」立ち合い

船の上で、多くの人が作業をしていました。

最短幅４６０メートル程度の津久茂（つくも）瀬戸で、クレーン船が作業をしていました。

周辺では、漁船が作業をしていました。

作業には、第６管区海上保安部所有の監視取締艇「おりおん」型「じゅぴたあ（５トン）」も立ち合い。

このあたりを通過するときは、定期航路の船も速度を落としていました。

　
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燃えるような色の葉 季節の色鮮やかに輝く

秋の青空に燃えるようなフウの葉が光っていました。

鹿川水源地にある木立も、秋の色が深まっていました。

木立は夏から秋へと季節の移り変わりを色で表現しています。

見上げると、木漏れ日が差し込んできました。

木の葉も、季節の色が鮮やかに輝いていました。

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山を覆う白いべール ゆっくり稜線を包み込む

白いベールが、たおやかな稜線を覆うように包んでいました。

曇天の朝を迎えました。

標高５４２メートルの野登呂山。山の稜線は「Ｙ」型をしているため、「Ｖ」の部分に溜まった霧が、ゆっくり稜線を越えて来たようです。

遠く広島が見えますが、一部分だけ霧のようです。

午前７時33分発、広島行の定期船が入港しました。午前８時ごろには消えていました。珍しい霧の光景でした。

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高橋朋子ピアノライブ クラシックの奥深さ伝える

ピアノの音色とともに、窓から差し込む光にコーヒーの香りが漂ってきました。

「秋はクラシックの名曲とともに」をテーマに、ピアノのライブが11月23日、沖美町畑にあるＣａｆè　ＯＬＩＶＥ＆ＬＩＭＥで開催されました。

アーティストは、オルガニスト　高橋朋子さん。

今回は、ピアノでクラシックのライブでした。

「人形の夢と目覚め」テオドール・エステン（セオドア・オースティン）をはじめ全15曲。

『メヌエット　ト長調』『メヌエット　ト短調』は、以前ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲と伝えられていましたが、最近の研究でクリスティアン・ペツォールトが作曲したことが判明したことをはじめ、由来を紹介しながら演奏。
クラシックの奥深さを伝えました。

部屋に響く鍵盤の音に、訪れた人を魅了。瞬く間に、時間がたちました。

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