2014-11-30

広島市土砂災害の現場へ 自然の猛威を思い知る

 8月20日午前2時過ぎから、広島市安佐南区で1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降り、74人が犠牲となった災害現場に入った。

 発生当初は東北でも様子が伝わってきたが、現在は、郷里から現場に入った人から断片的に分かる程度。一度自分の目で確かめたかった。

 訪れたのは広島市安佐南区八木地区。この地域だけで50人あまりが犠牲となっている。

 昔ながらの路地が残る地域。山の斜面に住宅地があるため、傾斜が15度の場所も。

 災害現場に行くと、山頂にはツメ跡が今でも残っている。

 そこからの土石流は住宅街を飲み込み、跡形もなくなっていた。

 自動車も無残な姿をさらけ出していた。

 下に目をやると被害場所にほど近い国道54号線では、何事も無かったかのような街並み。

 東日本大震災とは違った局地的な災害に、自然の猛威を思い知った。


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2014-11-29

気仙沼から遠路来広 「宮城県の物産と観光展」

 「宮城県の物産と観光展」が11月26日から12月2日まで、そごう広島(広島市中区)で開催されていた。

 会場では宮城県の16市町から工芸品や農水産物をはじめとした物産がズラリ。

 気仙沼市内からは、ふかひれ生ラーメンの丸光製麺、味付けさんま丸干しの森博食品、いか塩辛の八葉水産らが出展していた。

 飲食物は人気投票も行っていた。

 現在住んでいる「気仙沼市」の文字に引かれフラリ。

「ひょっとして、気仙沼から?」

 まさか?と思っていたことを質問すると、

「気仙沼ですよ」。

 百貨店の店員かと思っていたが、気仙沼からわざわざ遠路広島まで物販の応援に来ていた。

 「あっしも気仙沼にいますので、頑張ってください」。

 12月1日に気仙沼に向けて旅立つ。ひょっとして、気仙沼市内で出会うかもしれないので、営業を兼ねてチョイトだけご挨拶をした。

 こんなところで気仙沼の人と出会うとは。もう少し親しければ、夜の街もご案内するのだが・・・(笑)


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2014-11-28

心の友と一献 時の経つのも忘れる

 気仙沼行きの背中を押してくれた心の友といつもの店で一献傾けた。

 ハゲにナマコ、小いわしのてんぷら、どれも懐かしい味。

 気仙沼の写真と土産を手に、時が経つのも忘れるほど話に花が咲いた。

 気がつくと最終便の船も出港。結局広島泊まりに。

 小さい町の定期航路なので乗降客は顔見知りも多い。

 朝帰りは少々気が引けるけど・・・(涙)


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2014-11-27

山口良一のラジオ番組 投稿が全国の空に流れる

 郷里で手紙を整理しているとニッポン放送からの封筒があった。裏面には「山口良一 今日もいきいきあさ活ニッポン」とあった。

 9月29日からニッポン放送をキー局として「山口良一 今日もいきいきあさ活ニッポン」がスタート。同郷出身のパーソナリティなので毎朝聴いている。

 番組で「ふるさと旅立ちの朝」をテーマとして募集。青春時代からラジオ小僧にハガキ職人だったため投稿した。

 東日本大震災復興のため瀬戸内の島から東北に向かう途中の心境の移り変わりをしたためた内容。

 山口さんも郷里に来たことがあり、瀬戸内の情景に花を添えた内容が、日本の空に流れた。

 千葉県木更津市からの電波を気仙沼市で受信する醍醐味も加わり1人がニヤリ。

 応募した記念として手ぬぐいが送られてきたもの。

 同郷のパーソナリティを応援するため、久しぶりにハガキ職人魂が燃えてしまった・・・(笑)


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2014-11-26

解体される115億円の船 OGASAWARAに別れを告げた

 平成24年7月から追い続けていたテクノスーパーライナー「OGASAWARA」の係留場所が変わっていた。

 解体業者は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災の津波で岩手県釜石港の岸壁に乗り上げた全長100メートルを超す大型貨物船「アジアシンフォニー」を受注。

 以前に近くて撮影した写真を蔵出し。当事は島の西部にある工場に係留されていたが、現在は東部にある本社工場に係留されている。

 OGASAWARAは東日本大震災で宮城県石巻市に寄港して被災者に無料開放された。それ以降は目立った業績もなく解体のときを待っている。

 船体はアルミ合金。内部の撮影を交渉したが企業秘密もあり断られた経緯もある。

 解体時期の公表はないが、この場所で解体される予定だという。

 次に帰省するときは消えているかもしれない船。時代に翻弄(ほんろう)された船体に別れを告げた。

 テクノパーライナー「SUPER LINER OGASAWARA」は三井造船(株)が東京~小笠原間の高速船として建造。全長140メートル、14,500トンの船体に115億円を投じたが、採算が合わないため一度も実用せず現在に至っている。


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2014-11-25

広島で二度目の秋を満喫

 気仙沼市では氷も張る季節になっているが、広島では紅葉シーズン真っ只中。
島しょ部なので、内地よりも暖かく今が見ごろ。

 昨日は、近所の山へ紅葉狩りに行った。

 以前は針葉樹が多かったが、松くい虫などの影響で生態系が変わり広葉樹も多く見られるようになった。

 色相の違う海の色を背景にハゼノキ、カエデなどが主張していた。

 今日は残念ながら雨。

 東北で過ぎた秋を惜しんだが、広島で二度目の秋を満喫している。


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2014-11-24

「お好み村」でフーフー 高価な賄い食に満足

 郷土の名物「お好み焼き」が食べたい。東北で食べられない広島の味を求めて「お好み村」にある行きつけの店に。

 店の前にあったイルミネーションもクリスマスモードに突入。夏のころと様変わりしていた。

 定期検診も数日後に控えていることから野菜中心の料理を食べながらアルコールをゴクリ。

 程よいころにお好み焼きを注文。フーフーしながら、広島の味に舌鼓を打った。

 帰ろうかと思ったころ、店の関係者が瀬戸内海で釣ってきたブリの差し入れが。

 大将が刺身と鉄板焼きして、高価な賄い食をサービスで振舞ってくれた。

 お好み焼きだけのつもりが、ちょいとした鉄板料理に。

 酒と肴と魚に、広島の味を心行くまで満足した。


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2014-11-23

農業後継者の宿命 ミカン収穫に汗を流す

 今日は実家の家業であるわせミカンの収穫に汗を流した。

 あっしがいるときは「三ちゃん農業」だったが、東北に行ったため「二ちゃん農業」に。収穫は重労働なので、帰省し手伝っている。

 ミカンは通常2回はさみを入れる。最初は枝をつけ二度目はヘタのところでパチン。

 畑にはさみの音しか響かない地味な仕事。ミカンの実に体を休めていたアマガエルが心をいやしてくれた。

 木も大きく終わりの見えない仕事に、ノコギリで枝ごと切る始末。

 3時間かけてコンテナ10箱を収穫。このあと、分別され広島市場に出荷される。

 観光気分ではない果樹園の収穫。本年は裏作で収穫量が少ない年が救いだった。

 単価が安い上、1箱20キロのコンテナを積んだり下ろしたりする重労働。このあたりでも、ミカン畑が耕作放棄地になっている。

 この家に生まれてきた宿命なので仕方がないけど・・・(涙)


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