2014-11-13

人首村の地名に興味 「地元の英雄」慕われる

 達谷窟を掲載したブログを見ていた人からその時代背景を教わった。

 調べているうちに、周辺地域に由来する場所が多数あることも分かった。

「人首」。何度かこのあたりを通ったことがあるが興味深い地名だった。

 読み方は「ひとかべ」。現在は岩手県奥州市江刺区米里人首町となっている。

 明治39(1936)年、俳人・随筆家の河東碧梧桐(かわひがし・へきごとう)が著書「三千里」の中で「人首(ひとくび)と書いて何と讀む寒さかな」と詠(よ)んだ地名。

 地名の由来は「人首丸」という人物だった。

 諸説あるが『人首村風土記』では阿弖流為(アテルイ)が「大嶽丸・悪露王」、弟の大竹丸「大武丸」の子が「人首丸」となる。

 延暦年間(800年ごろ)坂上田村麻呂と阿弖流為は和睦したが、15歳前後だった人首丸は大森山で交戦、この地で命を絶った。

 今でも、亡くなった山懐奥に人首丸の墓が建てられている。

 墓の浦には「郷土の英雄」。歴史上の人物は地元から慕われていた。

 調べていくうちに「安倍高丸」のも登場した。今でも、石見神楽で演舞されている。だんだん深みにはまりそうな状態に・・・<(_ _)>


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