多くの命を奪った一発の原子爆弾。被爆した建物、夜の原爆ドームに来ました。
広島の広域型商店街「本通り」から遠くない場所に位置する原爆ドーム。多くの人でにぎわうアーケード街と裏腹に、静まり返っています。
当時の広島県産業奨励館だった原爆ドームは、爆心地から南東約１６０メートル、高度約６００メートルの位置で爆発。爆風は１平方メートルあたり35トンの圧力を持ち、風速は秒速４４０メートル。同館は激しい爆風と熱線を浴びて、燃え上がったといいます。爆風がほとんど上から真っ直ぐ下に働いたため、奇跡的に厚い側面の壁や鉄骨のドーム部分などは倒壊を免れました。
建物内にいた人は全員即死、建物内部は熱線による火災で全焼という惨事を招きました。鉄骨部がむき出しとなったドームは、いつからか「原爆ドーム」と呼ばれるようになったといいます。
一瞬で多くの犠牲者が出た原爆ドーム。夜は爆発の威力が一層鮮明に見えます。
過去の歴史を忘れないためにも、この地を訪れています。
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幸か福岡かふくおかひろし
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