－追悼－秋山巌木版画展にブラリ 生前をしのび盃傾ける

－追悼－秋山巌木版画展が広島市内の百貨店で開催されている。

会場ではフクロウや種田山頭火をモチーフとする80点あまりが展示･販売。人生の先輩から紹介され、広島での個展と情報交換会に参加させていただいている。

秋山巌さんは、太平洋戦争で海軍落下傘部隊として参加。千葉県館山市にある「海軍落下傘部隊発祥の地」の碑にも名前が刻まれている。

昨年９月15日、94歳で他界。現在は、父の意思を継ぎ三男の豊秀さんが作家活動を続けている。

この日も関係者が豊秀さんを囲んで、生前の画伯をしのびながら盃を傾けた。

生前、版画や即興で描かれた絵画をいただいた。今でも作品を見ながら当時を思い出している。

秋山巌は大分県竹田市出身。

昭和28（1953）年に太平洋美術学校卒業後、棟方志功、布施悌次郎、坂本繁二郎に師事し、独学で民俗学・仏教学などを学んだ。

大英博物館をはじめヴィクトリア国立美術館などに所蔵作品がある。

公式サイト幸か福岡　ふくおかひろし