2015-03-20

鬼死骸バス停で知る歴史 田村麻呂、大武丸を埋めた地

岩手県一関市に「鬼死骸」というバス停がある。

吉村 達也  著 鬼死骸村の殺人 (ハルキ文庫) 文庫の舞台になっている場所。

延暦20(801)年、坂上田村麻呂が蝦夷の大武丸(おおたけまる)を退治し、亡骸を埋めた場所から鬼死骸という地名がついた。

「鬼の手(手骸)」は宮城県片馬合手柄(手骸)沢に、「鬼の首」は宮城県大崎市鬼首温泉まで飛んでと伝えられている。

「鬼死骸村」は明治時代まで実在し、明治天皇もこの地で小休止した記念碑もある。

当時の面影が今でもこの地に残っている。

畑の中にある大きな「鬼石」。坂上田村麻呂が大武丸の一党をここに追い詰めて成敗した時に、亡骸を埋めた上に置いたと伝えられる巨石。

石には、田村将軍の乗馬の蹄の痕とも、鉄棒の痕ともいわれるくぼみが残っている。

賊のあばら骨を埋めた「肋石(あばら・いし)」も近くに点在している。

東北の伝説をたどる旅。伝説が多く伝わる地にもっと知りたい気分も・・・。


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