8月1日からNHKみんなのうたで被災地復興応援歌「アスナロウの木」が放送されている。
あのアスナロウの木をごらん 光って立っているだろう
こずえに鳥をとまらせて 静かに笑っているだろう
から始まる曲。
世代を超えた音づくりを目指すプロジェクト「団塊の世代の唄(うた)」が、気仙沼市大島出身の童話作家、水上不二(みずかみ・ふじ)の「アスナロウの木」というに詩に、作曲家、梅垣達志が曲をつけ大島小学校5・6年生が歌っている。
8月11日には市内で、梅垣達志をはじめ「団塊の世代の唄」のライブも開催する。
アスナロは翌桧と書くように「明日ヒノキになろう」の意として解釈されることが多い。
水上の生家にもアスナロの木があったが、太平洋戦争で供出され今はない。
大島には「海はいのちのみなもと 波はいのちのかがやき 大島よ 永遠に みどりの真珠であれ」と書かれた水上不二の記念碑も立っている。
この碑を見て、初めて水上の存在を知った。放送は9月30日まで。一度はお耳にかかりたい一曲となった。
水上不二は明治37年生まれ。学校勤務ののち昭和3年に上京。昭和5年処女詩集「私の内在」発行。昭和12年、まどみちおと同人誌「昆虫列車」を主宰。市内や東京都小金井市の校歌を手がけている。昭和40年この世を去り、多磨霊園で静かに眠っている。
公式サイト幸か福岡 ふくおかひろし
0 件のコメント:
コメントを投稿