海上自衛隊幹部候補生学校卒業式 もう一つの「帽振れ」

「頑張って来いよ」。およそ４６０メートルの津久茂（つくも）瀬戸にエールが響きました。

海上⾃衛隊幹部候補生学校で、16日、卒業式があり、卒業生２３４人が海上自衛隊の練習艦「かしま」「やまゆき」、護衛艦「いなづま」「すずつき」に乗り込み、新たな船出をしました。

対岸には、先日建設された国際信号旗「ＵＷ旗」が初登場。

高さ６メートル、幅２メートルのマークは、上段の赤色と白色の枡目は「Ｕ」。下段の青色、白色、赤色の同心角はと「Ｗ」。「航海の安全を願う」を伝える意味で使われています。

自衛隊の艦船は「回答旗」が揺れていました。

大きなエールに艦橋にいた人も、見送る人たちに帽子を振る「帽振れ」で感謝と別れを告げていました。

船が通るたびに歓声が海に響きます。

卒業生がそのまま立っている船に学校の幹部が乗船しているとみられる交通船が後方から来ました。

お互いの船から帽子を振って、感謝と期待のあいさつをしていました。

決意を新たにした卒業生を乗せた船は、半年ほどかけて国外で航海の実習に出発しました。

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