2016-09-16

畑に放置した選果機 時の移りちょいとした芸術

家の近所に、放置された選果機があります。
選果機とは、手動でハンドルを回し、収穫したミカンを大きさ別に選別する機械。

畑に放置していました。

冬に草が枯れ、姿を現したときに気づいたものでした。春になり、雑草で姿を隠そうとし、夏になるにつれてどんどん形が変わっていました。


以前、当地在住の造形作家の作品展をお手伝いしたことがあります。
この島で使われていたビニールハウスの骨組みなどを素材とした芸術作品でした。

それを見に、映像作家かわなかのぶひろ先生がわざわざ島にいらっしゃりご覧いただいたことがあります。

パイプの隙間から自然に伸びた雑草が無精髭のように顔を出してことをご覧になり、季節とともに成長する作品と評されたことを思い出しました。

機械も朽ちて姿を消していく過程をとりながら、春には草が生い茂り、夏にすっぽりと隠れ、秋に姿を現し始め、冬に選果機が見える繰り返し。

時の移り変わりが見られる、ちょいとした芸術と思いながら、楽しく観察しています。



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