2026-10-13

4万年以上前の石器出土 時空を超えた舞台に立つ

旧石器時代の定説を大きく書き換えるかもしれない場所を訪れました。


廿日市市吉和にある「冠遺跡群」では、最下層の地層から約4万3000年前のものとされる石器群が相次いで出土しています。中国大陸や朝鮮半島で使われていた石器と共通する特徴があり、人類が日本列島に到達した時期を、従来の定説より約5000年さかのぼらせる可能性があるとされています。


学校の教科書の記述さえ変えるかもしれない、歴史的大発見の舞台です。



中国山地に分布する冠山安山岩や最新の科学分析も、こうした石器の研究を支えています。日本人のルーツや東アジアにおける初期人類の移動の歴史を探るうえでも、重要な手がかりとして注目されています。


遺跡群があるのは、山口県との県境に近い、標高約800メートルの中国山地。瀬戸内海の島で暮らしていると、山深い場所から歴史を揺るがす発見がもたらされていることにビックリ。


発掘地点は私有地のため、立ち入らずに引き返しました。

4万年以上の時を超え、太古の人々が生きた場所に、今、自分が立っている。同じ空を見上げ、同じ大地に立ち、同じ空気を吸っている。太古のロマンがかき立てられる場所でした。

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2026-10-12

霧に包まれた中国山地 一足早い秋の訪れ

朝の中国山地は、白いベールに包まれていました。


ちょっぴり肌寒さを感じる朝、目の前には幻想的な光景が広がります。


廿日市市吉和では、朝霧に包まれることが日常の光景だと言います。


まだ10月というのに、客室にはこたつが用意され、食堂ではファンヒーターが温もりを届けていました。


標高600メートル。ちょっぴり色づいた木の葉が、一足早く山里に訪れた秋の深まりを伝えています。



霧の向こうに広がる山々は静かにたたずんだ情景を見せてくれました。

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2026-10-11

「冠山」を源とする潮原温泉 40年来の仲間と訪ねる

温かな色合いのちょうちんが、私たちを迎えてくれました。


訪れたのは、廿日市市吉和にある「潮原温泉 松かわ」。


潮原温泉は、飛鳥時代に開湯したと伝えられる温泉です。県内第2の標高を誇る冠山。


その山中にある高さ約16メートルの巨岩「拘留尊仏岩」を源とする霊水が、この地に湧き出したといわれています。その湯だまりで鳥獣が傷を癒やす姿を見た松川大然和尚が、湯の効能を知り、開湯したのが始まりとされています。


40年あまり前、同じ職種で働いていたことが縁で知り合った仲間たち。

当時の佐伯郡には10の町村があり、スキー場から海水浴場、世界遺産の宮島までを抱える、まさに日本の縮図のような地域でした。

以来、仲間が暮らす土地を訪ね歩きながら、気ままな旅を楽しんできました。



3年ぶりに再会した今回は、中国山地の懐深くに位置する吉和へ。一番若かったあっしも、いつの間にか還暦を過ぎました。顔を合わせれば、自然と昔話に花が咲きます。

時を重ねても変わらない、仲間との絆。温泉水を使った心尽くしの料理も味わいながら、楽しく和やかなひとときを過ごしました。

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2026-10-10

秋空を支える巨船 「KSC-K75」係留

高い秋空を支えるように、長い杭がそびえ立っていました。


呉港に姿を現したのは、あおみ建設株式会社(東京都)が所有するサンドコンパクション船「KSC-K75」。


威風堂々とした姿は、港の風景の中で存在感を放っていました。


船体に備えられた黄色いバイブロハンマーで鋼管を海底地盤へ貫入し、管内へ砂を投入。


振動によって締め固められた砂杭を地盤中に造成することで、軟弱地盤を強化します。


巨大な船体と空へ伸びる杭は遠くからでもよく目立ち、見る者を圧倒する迫力がありました。



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2026-10-09

王室が認めた琥珀色 「ロイヤル・ハウスホールド」貴賓室に誘う

王室の貴賓室へ招かれたかのような、心地よい気分に浸ることができました。


いつものように、いつもの場所へ。

ここは、マスターから酒の話を聞きながら、ゆっくりと時間が流れていく空間です。

いただいたのは、「ロイヤル・ハウスホールド」。

その名が示すとおり、日本語では「王室」を意味します。かつて英国王室専用品として造られていた、特別なスコッチウイスキーです。由緒ある一本だけに、味わえる場所もごく限られています。


昭和天皇が皇太子時代に訪英された際、英国王室から贈られたことが縁となり、日本では今日まで特別に販売が認められているそうです。

現在、このウイスキーを味わえるのは、英国王室、英国ハリス島のローデル・ホテル、そして日本だけとされています。


ブレンドの核となるのは、ハイランド地方の「ダルウィニー」。さらに、45種類以上ともいわれる厳選されたモルト原酒とグレーン原酒が重ねられています。


口当たりは軽やかでありながら、気品と奥行きを感じさせる味わい。

琥珀色のグラスを傾けながら、王室ゆかりの一杯を味わう、特別な時間となりました

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2026-10-08

秋の味覚、栗拾い ヘルメットいっぱい

家業を終えた畑で、栗拾いをしました。


秋も深まり、弾けたイガの中から顔をのぞかせる栗は、食べごろ。

地面に落ちた実も、一つひとつ拾い集めました。

イガに覆われているので、拾うのも、持ち帰るのもひと苦労です。


家庭菜園ほどの広さで、収穫した栗は約20個。ヘルメットの中は栗でいっぱいになっていました。

持ち帰った栗は、早速栗ご飯に。



炊き上がるにつれて、栗の甘い香りが台所いっぱいに広がります。ささやかな秋の味を楽しみました。

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2026-10-07

青い宝石「カワセミ」 3年ぶりの出会い

川沿いの道を歩いていると、「チーチー」と鳴きながら、一羽の鳥が横切りました。

長いくちばしに大きな頭。
青い宝石とも呼ばれるカワセミが、川辺で羽を休めていました。

警戒心の強い鳥だけに、カメラでその姿をとらえるのは3年ぶりのことです。

逃げられないよう、そっとカメラを構える。
ようやく収めることができた、唯一の写真です。

ヒスイをまとったような美しい姿は、鳴き声を残し、電光石火のごとく飛び立っていきました。



久しぶりに出会えた、青い宝石に心が躍りました。

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