2026-03-24

命をつなぐ「産屋」 柑橘の苗木を植える春

植え付けを待つ苗木は、森林のように深い緑色をしていました。


小春日和の一日。春の雨が降り始める季節に、柑橘の植え付けを行いました。

今年は、ミカン20本、レモンとはるみをそれぞれ2本ずつ、合計24本を植え付けました。

ここ数年の猛暑で木が弱り、カミキリムシの被害により、昨年はおよそ30本が失われるという悲しい結果となりました。


ミカンは、病害虫に強いカラタチに接ぎ木しています。種ができにくく、丈夫に育つためです。


古事記〈第四章〉黄泉国訪問の「いとしい妻よ。あなたが千人殺すなら、私は一日に千五百の産屋を建てよう」というくだりのように、失われる命があるならば、それ以上の思いで新たな命を育むために、毎年この作業を続けています。

植えた直後は樹勢がよいものの、夏を越えられないものや、草刈りの際に雑草とともに刈られてしまうものなど、無事に育たない木も少なくありません。


柑橘の命をつなぐために、小さな苗たちが、この夏を乗り越えてくれることを願っています。



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2026-03-23

一回で二人分の採血 誕生日は180回目の献血

「次回の献血可能日は、2週間後の4月4日です」と、丁寧に案内されました。



誕生日の献血は、「献血ルームピース」へ。

最近は、全血・血漿・血小板が不足しており、切迫した状況が伝わってきます。


いつも昼下がりに来ると血小板は予定量が確保されているのですが、今回は不足していました。


あっしは血小板の数値が高いため、一度の採血で2人分をまかなう「トリマ分20(血小板2単位)」を依頼されました。


180回目の献血では、体重に合わせて最大量の血漿と血小板が採血されました。



62歳の誕生日。社会貢献の一歩を踏み出す一日となりました。

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2026-03-22

「お食事処 ふじ」33年で幕 常連客と味わう最後の晩餐

大皿に盛られた料理がカウンターにズラリ。見慣れた光景も、いつもの味わいも、もう楽しめなくなるのだと思うと、一抹の寂しさが胸を締め付けます。


広島の地に降り立つたび、訪れていた「お食事処 ふじ」。


この店が、4月17日をもって33年間の営業に幕を下ろします。

3月21日は、夜の営業が最後となる日。店内には「最後の晩餐」に、常連客が集まりました。


昭和の面影を色濃く残すたたずまいに、壁一面に並んだ品書きの札。品定めに目移りする時間さえ、愛おしいひとときでした。

かつて、歓楽街での出店を考えていた女将さんに、不動産屋が勧めたのは広島の一等地。


粋な縁から始まった物語。「入院日まで営業し、退院日から店に立つ」という苦労話でさえ、女将さんは笑顔で語ってくれました。

ここへ来れば、いつもの顔ぶれに会える。楽しい会話が自然と広がる場所でした。

通い始めて10年。「永い間ありがとうございます。本当に感謝しています」と感謝のメッセージをしたため、花束を贈りました。


名残惜しい店内を後にする時、女将さんがそっと記念品を持たせてくれました。思い出が詰まった手提げ袋はひときわ重く、その温もりが心に深く染み渡る、忘れられない夜となりました。



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2026-03-21

誕生酒ブラック・ベルベット 62年目の人生に祝杯

目の前に置かれた、ブラック・ベルベットでちょっぴり祝杯をあげました。


いつものように、いつもの場所へ足を運びました。落ち着いた空間で、マスターと酒の話に耳を傾けながら過ごすひとときです。

本日3月21日、62回目の誕生日を迎えました。それに先立ち、この日の誕生酒でささやかな自分へのお祝い。

ブラック・ベルベットは、黒ビールとスパークリングワイン(シャンパン)を1対1で合わせたカクテル。黒ビールの香ばしさとシャンパンのキレが重なり、ベルベットのような上品でなめらかな口当たりを生み出します。


62年、多くの人から生き方を教わり、その積み重ねを礎に歩んできました。

自然と向き合い、季節の移ろいに心を寄せる。日々の営みが、カクテル言葉の「自然や植物を愛する叙情家」に重なります。



もう一つのカクテル言葉「忘れないで」。この一杯に、カクテルを生み出した英国王室のアルバート公への敬意を込めて。

これまでの出会い、すべての人に感謝を込めて、人生に乾杯。

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2026-03-20

畑の片隅から春の息吹 ツクシ伝える季節の便り

ツクシが春の便りを伝えていました。


畑の片隅で、ツクシの群生を見つけました。枯草と同じ色合いに溶け込み、すっかり保護色になっていたため、気づかずにいました。

どれも背を伸ばし、胞子も飛び散っているようです。


一雨ごとに、春の足音は少しずつ大きくなっていきます。



あちこちで、春の息吹が顔をのぞかせ始めました。

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2026-03-19

開花待つプロムナード 夜桜楽しむ準備整う

桜のつぼみも、ほころび始めました。


広島地方気象台は本日、桜の開花を発表。平年より6日、去年より7日早い開花となりました。

開花を待ちわびるように、市内の桜並木では、ちょうちんの飾り付けが終わっていました。


中をのぞくと、夜桜を照らす明かりの準備も整っています。


桜のプロムナードを歩きましたが、開花は少しお預けです。



西に傾いた日差しが、川の土手に柔らかな影を落としていました。
太陽も、風も、香りも、すべてが春の装い。開花の足音は近くまで来ています。

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2026-03-18

波紋が広がるエメラルドの水面 静かな雨に包まれる

海に落ちたしずくが弾け、同心円の波紋を描いていました。


今日は、朝からあいにくの天気で、漁港もひっそりとしています。


漁船の屋根に降る雨は、エメラルドグリーンの水面へと静かに落ちていきます。


潮位の変化が大きい瀬戸内海では、干潮になると海底が見えることがあります。


明日は新月。潮が大きく動くころです。



ちょっぴり季節が戻ったような肌寒い一日。
静かに雨に包まれた海は、鏡のような表情を見せていました。

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