目の前を通り過ぎる幹部候補生学校の卒業生が、対岸に向かって感謝と再会の願いを込め、海上自衛隊の正式な別れのあいさつ「帽振れ」を行っていました。
海上自衛隊幹部候補生学校の卒業生を乗せた艦船は、江田島町津久茂にある品覚寺(ほんかくじ)の前を通って旅立ちます。
日露戦争中の1904(明治37)年、任務を終えた「春日」と「吉野」が濃霧の中で衝突。
犠牲者の追悼法要をここで営んだことをきっかけに、多くの海軍兵学校の生徒が訪れるようになりました。
生徒たちが記名帳に当時の心境を綴った「津久茂帳」には、太平洋戦争末期、出撃を前にした若者たちの切実な決意も遺されています。1945(昭和20)年までに記された名前は3000人余り。現在も、幹部候補生たちは貴重な資料を閲覧し、先人たちの想いに触れています。
卒業生を乗せた艦船が近づいてきました。
庫裏では、国際信号旗で「ご安航を祈る」を意味する「UW旗」が掲げられ、「おめでとう」と書かれたうちわが大きく振られていました。
それに応えるように、艦船からは別れを惜しむ長い汽笛が江田島湾に響き渡りました。
津久茂帳に刻まれた先人たちの思いを胸に、若き幹部たちは新たな航海へと旅立っていきました。
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幸か福岡かふくおかひろし
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