2026-08-14

倶会一処を刻む安芸門徒 盆に並ぶ朝顔型の灯籠

「極楽の 道はひとすじ 南無阿弥陀 思案工夫の わき道をすな」。


この夏も、多くの灯籠が並ぶ季節となりました。

このあたりは、鎌倉時代末期から南北朝期に成立し、今に続く安芸門徒(あきもんと)が多い地域です。



お盆を迎えると、竹と色紙で作られた朝顔型の「盆灯籠」を墓前に供える風習が、江戸時代から受け継がれています。
この時期には地元の商店やスーパー、コンビニの店頭にも並ぶ季節の風物詩です。

初盆は白い灯籠を、それ以降は色紙に名前を書き、縁のある墓へ参拝します。


墓石に刻まれている「倶会一処(くえいっしょ)」という言葉。『仏説阿弥陀経』にある「倶(とも)に一つの処(ところ)で会(あ)う」に由来し、「お浄土でまた共に会わせていただく」という意味が込められています。


浄土真宗では、人は亡くなると阿弥陀如来のお導きによって極楽浄土へ往生し、仏になると受け止めます。そのため「お盆にご先祖様の霊が家に帰ってくる」という捉え方はしません。
お盆は、亡き人を偲びつつ、私たちが仏法にご縁をいただいたこと、先祖から受け継いだ命、阿弥陀如来の大きな慈悲に感謝を捧げる期間です。



#安芸門徒 #盆灯籠 #広島 #お盆 #倶会一処 #風物詩 #伝統行事 #浄土真宗 #仏法 #江田島市



 広島ブログ  幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am

コメントは、当方で確認して公開します。

2026-08-13

実をつけた茶の木 畑の境界に残る

変わった形をした茶の実。「三つ葉葵」の輪郭のように見えました。



昔からミカン畑の境界には茶の木が植えられており、その名残が、今も残っています。


かつて暮らしの中にささやかな豊かさを求めた、大切な嗜好品だったのかもしれません。以前、葉を煎じて飲んでみたことがありますが、強い渋みは、かえって新鮮に感じられる味わいでした。


生産地では、葉に十分な栄養を行きわたらせるために花を早めに摘み取るため、こうして実をつける姿を目にする機会はほとんどないそうです。

昔は種から油を採り、食用や洗髪に利用していた地域もあります。家紋としてもデザインされ、40種類以上が生み出されるなど、小さな茶の実に、昔の暮らしの知恵と文化が息づいていました。

#茶の木 #茶の実 #畑の風景 #ミカン畑 #伝統 #歴史 #ノスタルジー #三つ葉葵 #江田島市


 広島ブログ  幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am

コメントは、当方で確認して公開します。

2026-08-12

呉湾を案内して10年 「くれない5」就航記念日

波止場の影から、白い船がゆっくりと姿を現しました。


海上から海上自衛隊の艦船を間近に見られる「呉湾艦船めぐり」を訪れました。


主力船「くれない5」がデビューしたのは、10年前の今日、8月12日。就航10周年を祝う気持ちを込めて、前日の11日に乗船しました。


初めて乗ったのは2016年9月3日。艦船めぐりの合間に、定期航路で運航されていた頃のことです。


運航会社のバンカーサプライ(広島市)とは、20年来のお付き合い。

艦船めぐりも運航開始当初から乗り続けています。当時は島から定期船で呉へ渡り、艦船めぐりを楽しんだ後、再び定期船で島へ戻るのがいつものコース。同社の船を利用して艦船めぐりに乗船する「唯一の人」と呼ばれたこともあります。


昨日も船内は多くの乗客でにぎわっていました。


この10年で日本製鉄瀬戸内製鉄所の解体が進み、海上から眺める景色にも時代の移り変わりを感じます。

就航当時に漂っていた新造船ならではのペンキの香りは時とともに消えましたが、船内はあの頃のままです。


定期船と艦船めぐりの出港時刻が重なったときに撮影した一枚。デビュー当時の面影を残したまま、10年を経た今も呉湾を駆け抜けています。



#呉湾艦船めぐり #呉観光 #くれない5 #バンカーサプライ #呉港 #呉市 #海上自衛隊 #艦船めぐり #就航10周年


 広島ブログ  幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am

コメントは、当方で確認して公開します。

2026-08-11

今日もひとり海の上 風は秋の移ろい

雲を映し出す海面は、大理石のような模様を描いていました。


本業と家業の真ん中で、今日もひとり海の上。誰にも邪魔されない、自分だけの空間です。


沖合に浮かぶカキいかだに船を寄せし、釣り糸を垂れます。


一攫千金を夢見てはいるものの、釣果は相変わらず。



連日の猛暑で海面は生ぬるく感じる一方、吹き抜ける風にはちょっぴり秋の気配。
見上げた空も、少しずつ深い青へと表情を変え始めていました。

#海 #カキいかだ #釣り #海 #秋 #風 #江田島市



 広島ブログ  幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am

コメントは、当方で確認して公開します。

2026-08-10

耕作放棄地に忍び寄る影 イノシシ捕獲にホッ

隙間から、こちらの様子をうかがうように見つめる瞳。


また一頭、イノシシが捕獲されました。


昼間は雑種地に身を潜め、夜の闇に紛れて活動するイノシシたち。農地を荒らし、木を手折り、穴を掘る厄介者です。

朝夕に出くわすこともありますが、とても警戒心が強く、人の気配を感じるとすぐに逃げていきます。


かつて人が育てた果樹が残る耕作放棄地は、イノシシにとって貴重な食料源。餌が豊富なため繁殖も進み、生息域は年々広がっています。

今年は姿を見かけることが多く、今朝は息絶えた一頭を目にしました。

愛嬌のある顔をしていますが、近づくと、けだもの特有の臭いが鼻を突きます。


もうすぐ水稲の収穫期。水田で運動会をされたこともありました。たかが一頭ですが、ちょっぴりホッ。



#鳥獣被害 #有害鳥獣捕獲 #耕作放棄地 #鳥獣対策 #イノシシ #獣害対策 #江田島市


 広島ブログ  幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am

コメントは、当方で確認して公開します。

2026-08-09

カキ棚に下がる白い殻 夏の日差しに輝く海

ホタテの貝殻に、カキの幼生が付着していました。白いご飯にゴマ塩をまぶしたようです。


カキ棚につるされた白い姿は夏の風物詩です。


カキの幼生は、6月から9月ごろに、海中に放出した卵と精子が受精して生まれる赤ちゃんです。2週間ほどプランクトンとして海中を泳ぎ回り、殻の大きさが約0.3ミリになると岩やホタテの貝殻に付着して固定生活を始めます。

幼生が付着したホタテの貝殻を、浅瀬の抑制棚(カキ棚)へ移します。潮位差の大きい瀬戸内海の特性を生かし、潮が引くたびに空気にさらすことで、厳しい自然に耐える強いカキへと鍛え上げるためです。


次第に満潮に近づいてきました。しばらくするとカキ棚も、海中に没していきます。


沖合では、ホタテの貝殻を運ぶ船が行き交っていました。



潮の満ち引きに鍛えられ、黒い姿へと変わっていきます。夏の日差しを受けて眩しく輝く、つかの間の白い海辺です。

#カキ養殖 #牡蠣 #カキ棚 #抑制棚 #夏の風物詩 #海 #漁業 #瀬戸内海 #広島カキ #ホタテ #江田島市



 広島ブログ  幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am

コメントは、当方で確認して公開します。

2026-08-08

1カ月以上降雨ない畑 乾燥被害に雨乞いしたい気分

ミカンの実を指で押すと、凹んだまま戻ってきません。その感触は、水分を失ったスポンジのようです。


7月8日に梅雨が明けて以来、まとまった雨は一度も降らず、土はすっかり乾ききってしまいました。

植えて間もない若いミカンの木は葉をぎゅっと丸め、中には一部が枯れ始めたものも見受けられます。人の手でどれだけ灌水(かんすい)しても、天から降り注ぐ恵みの雨には決して敵いません。


弾力を失ったゴムボールのようになった実は、連日の猛暑にじっと耐え続けています。この先まとまった雨が降れば、一気に水分を吸い上げて実が裂けてしまう「裂果」の恐れもあります。渇水の苦しさと、雨が降った後の不安——農家の葛藤は尽きません。


国内では豪雨に見舞われている地域もありますが、相手は自然。都合よくバランスのいい天候にはなってくれないのが現実です。

見上げれば、どこまでも透き通る青空。思わず「雨、雨、ふれふれ」と口ずさみたくなるほど、恵みの雨を願う毎日です。

#農業 #ミカン農家 #柑橘栽培 #ミカン栽培 #酷暑 #渇水 #水不足 #乾燥被害 #雨乞い #江田島市



 広島ブログ  幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am

コメントは、当方で確認して公開します。