海上自衛隊幹部候補生学校卒業式 エールに帽子で応える

海上自衛隊幹部候補生学校の卒業式が19日行われ、２５６人が海上自衛隊幹部となった。

これから、艦上の訓練作業を通じて遠洋練習航海の基礎的事項を修得するため、近海練習航海に出発した。

船を操縦し、幅４６０メートルの津久茂（つくも）瀬戸の沖合約１００メートルで見送ることに。

生徒を見送るため、幹部を乗せた船が江田島湾を出て広島湾に。

対岸からは、旗を持った関係者が、船が来るのを穂待っていた。

島影から船影が見えた。艦橋には生徒がズラリ。

艦船の出航等に際しては制帽を手に持って振る『帽振れ』と呼ばれる伝統的な見送りが行われる。

帽子を振りながら、見送るたちの声援に応えていた。

「頑張って来いよ」と対岸からのエールが聞こえてくる。

規則的に並んだ白い帽子が、対岸を見守っていた。

５隻は江田島湾を通過し、船乗った幹部たちも、対岸の関係者に帽子を振って挨拶。

船影は次第に小さくなっていった。

公式サイト幸か福岡かふくおかひろし