旧暦の盆になると、広島県西部では特定の宗派の墓に盆灯篭を立てる習慣がある。
灯篭は、乾いた細い竹の先端を六等分し、竹で先端部分をつなぎ合わせて六角形の形にしたものに紙を貼っている。
初盆の墓には白い紙、それ以外は色紙を用いている。幼少のころは、この中につまようじを立てたジャガイモにろうそくを立て、火をともしていた。
至る所で盆灯篭を満載した軽トラックを見かけ、店頭には所狭しと並んでいる。購入した客は、長い灯篭を片手に家路を急いでいた。
盆灯篭は夏の風物詩となっている。
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