海上自衛隊呉基地「サマーフェスタ２０１６」終え 「いずも」奈佐美瀬戸通過し次の目的地に

奈佐美瀬戸。ここは潮流が早く魚も多く生息するため、太公望が集まる場所です。

「恐れ入ります。これから大型の船が来ますので、協力をお願いします」。海上自衛隊のタグボートからスピーカーで太公望に協力を求めていました。

かなたから、海上自衛隊護衛艦「いずも」（１万９５００トン）がゆっくりと近づいてきました。
今日は海の日。本当なら満艦飾で飾られている船も、出航したため何も飾られていません。

この船は輸送艦や病院船などもできるようになっています。毎日60トンの真水を製造できるほか、35床の入院設備を有しおり、歯科治療から手術まで可能となっているほか、集中治療室（ＩＣＵ）も装備。熊本地震でも、約１６０人とトラックなど４０両が乗船して対応しました。

最大速度30ノット（約55キロ）出ますが、ゆっくりとしたスピード。

そこに、後方から１隻の小型船が近づいてきました。「おいおい･･･近づくんじゃないよ」。

この近くで、海上自衛隊の輸送艦とプレジャーボートが衝突し、２人が犠牲となった事故が発生した海域。

あっしも、小型船舶の免許を持っていますが、興味本位で大きな船に決して近寄りません。

船は、何事も無かったようにゆっくりとゆっくりと奈佐美瀬戸を通過しました。

役目を終えたタグボートも母校の呉市に向け反転。そのまま「いずも」に別れを告げました。

公式サイト幸か福岡かふくおかひろし