ホタテの貝殻に、カキの幼生が付着していました。白いご飯にゴマ塩をまぶしたようです。
カキ棚につるされた白い姿は夏の風物詩です。
カキの幼生は、6月から9月ごろに、海中に放出した卵と精子が受精して生まれる赤ちゃんです。2週間ほどプランクトンとして海中を泳ぎ回り、殻の大きさが約0.3ミリになると岩やホタテの貝殻に付着して固定生活を始めます。
幼生が付着したホタテの貝殻を、浅瀬の抑制棚(カキ棚)へ移します。潮位差の大きい瀬戸内海の特性を生かし、潮が引くたびに空気にさらすことで、厳しい自然に耐える強いカキへと鍛え上げるためです。
次第に満潮に近づいてきました。しばらくするとカキ棚も、海中に没していきます。
沖合では、ホタテの貝殻を運ぶ船が行き交っていました。
潮の満ち引きに鍛えられ、黒い姿へと変わっていきます。夏の日差しを受けて眩しく輝く、つかの間の白い海辺です。
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幸か福岡かふくおかひろし
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