2018-03-11

「地震があったら津浪の用心」 先人たちの伝承大切さ知る

「地震があったら津浪の用心」。東日本大震災ではなく、今から約80年前1933 (昭和3) 年3月3日に釜石市の東方沖約200キロを震源としてマグニチュード8.1で発生した「昭和三陸地震」の石碑。


東北地方の宿命とも言える津波を伝承する石碑がいたるところで見られます。


「地震があったら・・・」。先人たちは、悲惨なことを後世に伝えるために石柱や石碑に刻んできました。


1896(明治29)年6月15日釜石市の東方沖約200キロを震源としてマグニチュード8.2強で発生した「明治三陸地震」は死者・行方不明者21,959人を出す大惨事となりました。

このとき各地の震度は2~3程度。緩やかな長く続く震動であったが誰も気にかけない程度の地震でした。

津波の高さ38.2メートルあり、本州で観測史上最高の高さとなりました。

その場所が、大船渡市三陸町綾里(りょうり)。平成6月に建設された碑文があります。

「犠牲者の惨状は名状すべからず、村役場で生き残った村長一人」。
揺れが小さいので油断すると大変な災害がおこった「明治三陸地震」の惨状を伝えています。



7年目のあの日。東北の生活で記録した7万枚の写真を振り返りながら、先人たち伝承の大切さを改めて認識しました。


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