2014-10-07

石川啄木新婚の家 2年越しの訪問に感動

 盛岡市にある石川啄木新婚の家にブラリ。2年前の3月13日、盛岡の地に足を踏み入れ、ここまで来たのだが残念ながら休館。肩を落として帰ったが再び訪れることができた。

 石川啄木は、明治38(1905)年5月、処女詩集「あこがれ」を東京で出版。結婚式を挙げるため帰郷の途についたが、金策が必要となり仙台に下車して土井晩翠を訪ねる。仙台医学専門学校には郷友、猪狩見竜、小林茂雄らが在学中で、彼らと遊んで滞在。その間、盛岡市の借家には婚約者の掘合節子が帰宅を待ちわびていたが啄木は遂に姿を見せなかった。
 式の夜は、級友上野宏一(画家)の晩酌で珍妙な「花婿のいない結婚式」が行われたのがこの家。

 その後の続きもあるが、省略ということにして、いざ建物の中に。

 白熱電球が光る中、ひっそりとたたずむ部屋に啄木の経歴が展示していた。

 「ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな」

 東京朝日新聞に勤めていた時代に詠んだ詩、第一歌集。一握の砂にも所収されている詩も写真とともに床の間に飾っていた。

 もっと繊細な人かと思っていたが、新婚当初から無鉄砲なことをしていることが分かった。
あっしも、ご当地の人から「おだづまっこ」と呼ばれるようになった。僭越(せんえつ)ながら、相通ずるものもあるような気もしてきた・・・(笑)


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