2019-02-28

駆け足で春の足音 スイセン花開く

うららかな昼下がり、スイセンが花を開いていました。

池の土手に、ひっそりと咲いています。

今が花盛り。人が訪れることの少ない場所で、群生していました。


春の光を浴びて光る姿。
ウグイスも鳴きはじめ、春の足音が例年よりも早く、駆け足で聞こえてきました。


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2019-02-27

船の明かり水面に揺れる 溶接の火花 線香花火のよう

オレンジ色、緑色の光が水面に揺れていました。

次第に下り坂になっていくたそがれどき。

船の明かりが、次第に輝いてきました。

電気溶接の火花が、線香花火のように流れています。

広島からの定期航路の船が静かに入港してきました。水面の光は、一段と大きく揺れていました。


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2019-02-26

スクラップいたずら書き 遠い祖国思に思いはせる

赤茶けたスクラップの表面にチョークのいたずら書きがありました。
一筆書きの男性の顔とハートに包まれた女性の顔とみられるもの。

市内にある解体工場。社会の役目を終えた船や重機が終えんを迎える場所です。

昼下がりの作業場。アイマスクが置かれ、人影はありません。

外国語で書かれたいたずら書き。この会社では、外国からの労働者を受け入れています。


遠い遠い祖国に残っている彼女に、思いをはせているのでしょうか。


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2019-02-25

春の足音次第に大きく 気嵐の海 水鳥羽休める

気嵐の海に、水鳥が羽を休めていました。

山から朝日が顔を出すころ、この光景が見られます。

気嵐は、入り江の穏やかな場所で、風のない寒い朝に見られます。

水面に、青空が広がることも。鏡のように青空が映っていました。

春の足音が大きくなるにつれ、気嵐の季節も終わろうとしています。


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2019-02-24

ジャズバー「Mingus」 音楽の会話楽しむ

久しぶりに、広島市中区胡町にあるジャズバー「Mingus」のドアをノックしました。

ベーシストの井上博義さんは1937(昭和12)年生まれ。1957(昭和32)年東京でプロの演奏家として活動を開始し、数多くの演奏家との共演を経験し、著名なバンド・グループに在籍しながら早稲田大学「ハイソサエティ・オーケストラ」を指導し、学生バンド日本一の基礎を築きました。

お店に通って二十数年近く。店で見かけたポスターに、めぐり合いを紡いで40年。今でも、お付き合いのあるジャズピアニストの名前を見つけて、いろいろな人がつながっている場所に感謝しています。

思い出の詰まった店に一年に一度か二度しか訪れませんが、「福ちゃん」と呼んでいただいています。

今日の演奏は、ベーシストの井上さん。
ピアニストの小泉香奈子さん。
特別な許可をいただき、撮影しました。

午後8時30分演奏が始まると、店内はライブハウスに早変わり。

ベースをはじく指先からは、躍動感あふれる音色が伝わります。

ピアノの指先からは、潤いのある音色が室内を温かく包み込みました。

気持ちを込めた演奏が、聴く人の心にも響きました。


およそ30分間、弦楽器のセッションに、グラスを傾けながら音楽の会話を楽しみました。


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2019-02-23

生き物たち版に表現 秋山巌・豊英木版画展

棟方志功らに師事した秋山巌画伯(1921年-2014年)の木版画「孔雀」が出迎えてくれました。

フクロウの作品が多い中、孔雀をモチーフとした珍しい作品です。

秋山巌・豊英木版画展が2月27日まで広島市中区の福屋本店で行われています。
詩情豊かに素朴な自然や生き物たちを版に表現し続ける作品展。山頭火、フクロウ、猫などをテーマに40点余りを展示しています。

秋山巌画伯の遺志を継ぎ、秋山豊英画伯も日々彫刻刀を握っています。
彫刻等は約100本。日々、研いでいるうちに刃先がなくなっていくといいます。
江戸時代のかわら版と違い枚数が少ないので、刷り上がりの順番と作品の出来栄えは変わらないと言います。

店内には、動物をモチーフにした作品がズラリ。

訪れた人たちは、足を止め作品に見入っていました。

改めまして秋山巌・豊英木版画展、2月27日(水)まで広島市中区の福屋本店で行われています。お時間が許される人はぜひ。



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2019-02-22

ひょっとしてお宝か 海辺に散らばる磁器の破片

海辺を歩くと、磁器の破片を多く見かけます。

そこを見ると、「猪」や文字、記号が書かれているものとさまざま。

スリコギの破片まであります。ひょっとしてお宝かも。

数十年前に護岸工事をした場所なので、古いものと思いませんが、「ひょっとしたら」とついつい手にとりました。

万が一かも、茶碗の破片としか分からないものを探して歩きました。


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