2017-01-18

「広島神楽」笛太鼓 広島の夜空に響く

繁華街の一角から、太鼓の音色が聞こえてきました。
広島市中区にある広島県民文化センター。毎週水曜日に「広島神楽」定期公演を開催しています。この日は、山県郡(やまがた・ぐん)北広島町の琴庄神楽団。悪狐伝(あっこ・でん)・土蜘蛛(つち・ぐも)の演目のデモンストレーションをしていました。

悪狐伝は、祐慶法師が修行の途中,宿にした家の女主人が悪狐(鬼女)で,法師は命からがら逃げる。その後,弓の名人 三浦介・上総介が悪狐を退治し、殺生石としてしまう…
土蜘蛛は、病気で寝込む源頼光を毒殺しようと,胡蝶という侍女に化けた土蜘蛛は返り討ちにあう。四天王の坂田金時たちは土蜘蛛の血痕をたよりに葛城山に向かう…。

広島県の中国山地に伝わる神楽は、日本神話の神様にささげる歌や踊り。「古事記」や「日本書紀」の中に、神様が岩の奥にかくれてしまった時、外に連れ出すために天の岩屋戸の前でもう一人の神様が踊りを見せたといわれる神話が起源だというのが、一般的な定説になっています。

その後、信仰が生まれ、神や祖先を祭る祭祀(さいし)が行われるようになりました。

街の片隅で響く、笛太鼓。冬の夜空に響いていました。



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