曙色に染まる瀬戸内海 燃える太陽を独り占め

今日は日中が一番長い日、夏至だった。

この季節、今日をはさんだオフの日には、いつもよりちょいと早起きしている。

夜が明けきれる午前４時過ぎに出発。周囲は真っ暗だが夜が白み始めるまでにさほど時間がかからない。

山の中腹に差し掛かると、太陽が昇り始めた。

朝焼けに見とれていると、下界から２隻の船が出港を始めた。

木立もシルエットとなるほど、曙色の背景。

カキいかだを縫って行く船は、波紋を残しながら走っていった。

曙色に染まる瀬戸内海。いつものようにボッチだけが、燃える太陽を独り占めした。



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