1923(大正12)年9月1日、関東大震災が発生。死者・行方不明者は推定10万5,000人で、明治以降の日本の地震被害としては最大規模の被害となりました。
100年前の9月6日、香川県から薬の行商に来ていた15人が、千葉県福田村で地元の自警団に暴行され、胎児を含む10人が犠牲となった事件が発生しました。
森達也監督の処女作品、「福田村事件」が9月1日に公開されました。
森監督さんと一度だけお会いしたことがあります。
私の応募作品2019年よなご映像フェスティバルでノミネート。審査員だった森監督から、いろいろな話を伺いました。
そのご縁があり、クラウドファンディングでささやかな応援。
先日、近くの映画館を訪れました。
震災直後の混乱で二転三転する政策の方針転換。流言飛語が活字となり、不安や恐怖が増幅する住民。
日韓併合による朝鮮人の差別。行商への偏見。偶然通りかかった行商人は、聞きなれない讃岐弁で話していたため朝鮮人と疑われ殺害されました。
事件は隠匿され、世に知られるようになったのは60年後の1983(昭和58)年。
デマが拡散し、揺れる群集心理。近年の災害でも見られる光景です。
瞬時にあふれるほどの情報が手元に届く現代。このような事件が発生する危険性を改めて感じました。
銀幕のカーテンが静かに上がりいよいよ上映です。
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幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am
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