2019-03-30

自衛隊卒業式前代未聞 練習艦かしま「いかり上がらない」

艦番号「3508」のいかりに、海底の泥がたっぷりと乗っていました。

2週間前の3月16日、海上自衛隊幹部候補生学校の卒業式がありました。

卒業式は、艦船に乗り出航。半年ほどかけて国内を表敬訪問しながら、国外で航海の実習に出発。現在は長崎県佐世保市に停泊しています。

例年、練習艦「かしま」を皮切りに、津久茂瀬戸を通過しますが今年は別の船が最初に通過。この船は最後尾の出航となりました。

その後「いかりが上がらないかった」という話が聞こえてきました。

遠方から撮影した写真では、鎖を上げるようすを捉えていました。

通り過ぎた船は、鍬(くわ)のようないかりに、泥を抱きかかえるような状態に。

前代未聞の出来事だったといいます。

いかりに少量の泥が付着することは日常的にあり、航海中に水を当てて落とす光景は、今回でも見られました。

奈佐美瀬戸でも船首から下をのぞく姿が。当事者よりも、周囲の人が状況を把握している状況でした。


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