2014-11-19

酒を蒸す湯気 空に立ち登る

 気仙沼市では、フロントガラスが凍る季節がやってきた。

 行きかう人も、口からは白い息を出ながら厚手の服をまとっていた。

 気仙沼市の岸壁から湯気が2本立ち登っていた。

 市内には2件の酒蔵あり、酒を仕込むため酒米を蒸していた。

 蔵元近くを通ると「プーン」と、佐藤にはたまらないにおいが漂っていた。

 双方の酒を口にしたが、どちらも「スルスルスル」っと喉を通る酒。

 「白玉の歯にしみとおる冬の夜の酒は静かに飲むべかりけり」

 早く新種ができないものかと、ちょいとワクワクしている。


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