2020-12-28

『出雲国風土記』の旅 潜戸灯台・加賀の潜戸

青い空に白い灯台がまぶしく光っていました。

今年は、県外の旅行に行っていないので、昨年、一昨年、訪れた『出雲国風土記』を巡る旅から、潜戸灯台(くけど・とうだい)と加賀の新潜戸(かかのしんくけど)の思い出。

灯台の下には、三つの入口をもつ高さ40メートル、長さ200mの大洞窟が広がっています。



「よなご映像フェスティバル」の途中による場所。瀬戸内海とは違う表情をする海に魅かれています。

「加賀」は松江市島根町加賀の集落名。「潜戸」は洞窟、新潜戸の「新」は「神」という意味で、出雲の四大神の一人佐太大神がこの窟(いわや)で誕生したことに由来しており、昔は「神潜戸(かみくけど)」と呼ばれていました。

『出雲国風土記』によると、神代の頃、母神支佐加比売命(きさかひめのみこと)が神埼の暗い窟(いわや)に降り立ち、猿田彦ノ命(さるたひこのみこと・佐太大神)を出産したされたと言われます。


海岸に降りると、日本海の荒波に洗われた石が並んでいます。

ところどころ、波の作用でできた海蝕甌穴(かいしょくおうけつ)も。大きな波の音が聞こえる海辺は、瀬戸内海とは違う表情です。



この水にかかると洞穴から出られない場所や、「乳水」と呼ばれ、母乳の出ない母親が飲むとお乳が出ると言われる場所、洞窟の出入口は陸上からの水が落ちています。

陸上では地下水がしみだしていました。


4月から10月までは遊覧船が運行しています。いつかは潜戸の中へ。

 広島ブログ  ふくおかひろし幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am

コメントは、当方で確認して公開します。

0 件のコメント:

コメントを投稿