「夢にこの磯の窟の辺に至れば、必ず死ぬ。故、俗人古より今に至るまで、黄泉の坂、黄泉の穴と名づくるなり」。
黄泉の国に通じる穴から外を見ると、現代の世界が広がりました。
昨年、出雲国風土記に記されている猪目洞窟に来ました。
伊邪那美命(イザナミノミコト)が、死んだ伊邪那岐命(イザナギノミコト)を迎えに行った黄泉の国の入り口。「夢でこの場所を見ると死ぬ」という古い言い伝えがあります。
洞窟は幅30メートル、奥行きは30メートル。奥へ通じる道は、天井が低くなっています。
入り口には漁船が置かれている洞窟の中へ。
「あの世」につながると信じられた洞内は重たい空気が漂っています。
洞窟の奥に通じる漆黒の闇。奥行き数十メートルですが、鬼籍に入った人に会えるような錯覚に陥ります。
いにしえから続く伝説の地。タイムスリップした神話の世界が広がっていました。
「入院されたのですか?」。問い合わせがありましたがいたって元気です。
先週、節目となる大きな出来事がございまして、1週間あまり更新できませんでした。ようやく日常の生活に戻りました。はい。
公式サイト幸か福岡かふくおかひろし
email:blogger@fukuoka.am
0 件のコメント:
コメントを投稿