「きょうのうちに とおくへいってしまうわたくしのいもうとよ みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ」。
「永訣の朝」を朗読する花巻の言葉が、室内に響きました。
江田島図書館開館30周年記念 切り絵作家 吉田路子講演会「宮沢賢治と私」の会場、鷲部交流プラザに来ました。
吉田路子さんは、岩手県花巻市に生まれ呉市に在住しています。賢治の家のはす向かいが生家だった母親から多くを学び、賢治の心象世界を自分自身の原風景に重ねて表現。賢治のふるさと岩手県でも、個展を開催。独特の曲線を生かした切り絵と染め和紙を用いて作った柔らかな色彩の個性的作風とともに、賢治童話の詩の語り部としても活動しています。
特別な許可をいただき、撮影することができました。
およそ20人の聴衆を前に、
雨ニモマケズ
永訣の朝
祭の晩
を朗読しました。
東日本大震災で、広島の心は岩手の心に通じ、岩手の心は賢治の心に通じていると経験されたと言います。
雨ニモマケズについて吉田さんは、
「賢治さんは、体が弱く家族愛にあふれた人でした。精神世界の文書なので、祈りを込めて朗読している」と話されていました。
江田島図書館では、「銀河鉄道の夜」をはじめ、吉田さんの「宮島賢治の世界展」を9月28日まで開催しています。お時間のある人はぜひ。
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幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am
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