郷土が生んだ偉大な囲碁棋士「瀬越憲作展」が12月15日まで、大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫で行われています。
記念講座として、「瀬戸内の囲碁史」と題し、瀬越憲作門下、本市沖美町出身の三王裕孝九段の公演がありました。
60人の聴衆を前に、師匠である瀬越憲作名誉九段は、対局でないため棋譜は残っていないが、伊藤博文(1841-1909)や徳川慶喜(1837-1913)と碁を通じた伝承を披露。
杉本昌隆八段門下の藤井聡太七段を例に出し、偉大な弟子が出現すると、師匠は表に出なくなる。瀬越名誉九段もそうだったと、聴衆から笑いを誘っていました。
能美町高田には、瀬越名誉九段の像があります。碁盤に向かって一手を打っています。
三王九段は、「源平合戦敗れたで落ち武者が、瀬戸内海に囲碁を広めた。古くから囲碁が栄えたこの地に、これからも、プロ棋士がこの地から輩出されると信じている」。
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