2015-05-10

別府から広島に 帆船「みらいへ」走る

車を走らせ日本三景安芸の宮島が見える海岸を訪れた。
奈佐美(なさび)瀬戸と厳島海峡が交わるこのあたりは、多くの船舶が行きかっている。

勝手な造語「裏厳島」は、左から女性の顔、首、胸から足へと、女性が寝ている姿に似ていると言われている。

沖合を見ると、帆船が走っていた。速力は7ノット(約13キロ)。
別府から来た、帆船「みらいへ」だった。

総トン数は、国内230トン、国際362トン。全長52.16メートル、幅8.6メートル。3本マストに13枚の帆が張れる。

元は、大阪市が日本の自治体として初めてセイル・トレーニング事業のために建造した帆船「あこがれ」。平成5年(1993)年から所有したが、事業継続が難しく、平成25(2013)年に3212万円で一般社団法人 グローバル人材育成推進機構に売却。母港も大阪港から神戸港に移し、「みらいへ」に生まれ変わり走っている。

帆船は、静かに厳島海峡に消えていった。

お金と時間に余裕があれば行きたい船の旅。

夜の海で「見上げてごらん。あの星は君のために光っているんだよ」とリスキーな妄想をしつつ、時間とお金に余裕が無いので出るのはため息ばかり・・・(笑)



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