2015-03-03

石坂洋次郎記念館に 表現の豊かさ刺激受ける

♪若くあかるい 歌声に 雪崩は消える 花も咲く・・・。
東北の地では、意外な人の記念館が点在している。公共交通機関で移動しているので、到達できないことが偶然に思いがけない世界に足を入れることも。

青い山脈や若い人を世に送り出した、小説家 石坂洋次郎記念館に立ち寄った。

館内は、生前石坂が使っていた書斎が復元。伊東市で晩年使われていた机などが展示。

青い山脈をはじめ、石坂が手掛けた新旧の映画ポスターも展示。ちょいと、見入ってしまった。

アクリルボードには、

「生甲斐や雪は山ほどつもりけり」

 と書かれた昭和13年2月「雪景色」の文章が。

「ほんと0に雪の美しさ、逞しさ、豊かさに打たれるのは、朝から晩まで、あるいは二日二夜、音もなく静かにノンノンと降り続ける絣模様の情景に接する時である。」から始まる表現の豊かさに刺激を受けた。

昭和61年10月17日に行われた告別式で、親交の深かった吉永小百合と三田文学を通じて交流のあった遠藤周作の弔事も展示。改めて、石坂文学の深さを感じた。


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