旧石器時代の定説を大きく書き換えるかもしれない場所を訪れました。
廿日市市吉和にある「冠遺跡群」では、最下層の地層から約4万3000年前のものとされる石器群が相次いで出土しています。中国大陸や朝鮮半島で使われていた石器と共通する特徴があり、人類が日本列島に到達した時期を、従来の定説より約5000年さかのぼらせる可能性があるとされています。
学校の教科書の記述さえ変えるかもしれない、歴史的大発見の舞台です。
中国山地に分布する冠山安山岩や最新の科学分析も、こうした石器の研究を支えています。日本人のルーツや東アジアにおける初期人類の移動の歴史を探るうえでも、重要な手がかりとして注目されています。
遺跡群があるのは、山口県との県境に近い、標高約800メートルの中国山地。瀬戸内海の島で暮らしていると、山深い場所から歴史を揺るがす発見がもたらされていることにビックリ。
発掘地点は私有地のため、立ち入らずに引き返しました。
4万年以上の時を超え、太古の人々が生きた場所に、今、自分が立っている。同じ空を見上げ、同じ大地に立ち、同じ空気を吸っている。太古のロマンがかき立てられる場所でした。
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幸か福岡かふくおかひろし
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