2025-07-10

絢爛豪華な平安絵巻「管絃祭」 出港前に準備「宮島丸」

いにしえの風が、「厳島神社御供御用」と記されたのぼりを静かに揺らしていました。


絢爛豪華な平安絵巻を彩る「宮島管絃祭」を7月11日に控え、祭に参加する「宮島丸」が、高田桟橋に係留されていました。

管絃祭は、嚴島神社の神々をお慰めするために行われる神事。平清盛が平安時代の都で行われていた「管絃の遊び」を大胆にアレンジし、瀬戸内海を舞台としたダイナミックなものになりました。


「宮島丸」は、管絃祭で御座船を補佐する「高田御供御用船」としての役割を担っています。



1701(元禄14)年、管絃船団が地御前(廿日市市)からの帰途で荒天に遭遇し、御座船が自力航行不能となった際、高田御供御用船が救援にあたったことをきっかけに、御用船としての奉仕を続けられてきました。

一時途絶えたものの、船は復元され、今もなお歴史の継承に力を注いでいます。


特別な許可をいただいて乗船し、本番を目前に控え準備が進む船内を見学しました。


西に傾いた太陽の光を浴びながら、桟橋に伸びる船影が静かに長くのびていました。


「宮島丸」を横目に見ながら定期船は広島に向かって出港。
日本三大船神事のひとつ、厳島神社最大の神事が、いよいよ明日、幕を開けます。



#厳島神社御供御用船 #宮島丸 #宮島 #管絃祭 #平清盛 #平安京 #宮島管絃祭 #厳島神社 #日本三大船神事 #平安絵巻 #絢爛豪華 #江田島市



 広島ブログ  幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am

コメントは、当方で確認して公開します。

0 件のコメント:

コメントを投稿