いにしえの風が、「厳島神社御供御用」と記されたのぼりを静かに揺らしていました。
絢爛豪華な平安絵巻を彩る「宮島管絃祭」を7月11日に控え、祭に参加する「宮島丸」が、高田桟橋に係留されていました。
管絃祭は、嚴島神社の神々をお慰めするために行われる神事。平清盛が平安時代の都で行われていた「管絃の遊び」を大胆にアレンジし、瀬戸内海を舞台としたダイナミックなものになりました。
1701(元禄14)年、管絃船団が地御前(廿日市市)からの帰途で荒天に遭遇し、御座船が自力航行不能となった際、高田御供御用船が救援にあたったことをきっかけに、御用船としての奉仕を続けられてきました。
一時途絶えたものの、船は復元され、今もなお歴史の継承に力を注いでいます。
特別な許可をいただいて乗船し、本番を目前に控え準備が進む船内を見学しました。
西に傾いた太陽の光を浴びながら、桟橋に伸びる船影が静かに長くのびていました。
「宮島丸」を横目に見ながら定期船は広島に向かって出港。
日本三大船神事のひとつ、厳島神社最大の神事が、いよいよ明日、幕を開けます。
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