海上自衛隊幹部候補生学校卒業式 汽笛を鳴らし品覚寺通過

小高い丘にある品覚寺に、「ご安航を祈る」というＵＷ旗が掲げられました。

品覚寺では、明治末期に起きた軍艦同士の衝突事故の追悼会が寺で営まれたのを機に、１９０４年から１９４５年までの間、寺の記名帳に名前を記すと同時に、そのときの心境などを書き添えた「津久茂帳」が21冊保管されています。

記録された名は3000人余り。太平洋戦争末期には、出撃を前にして決意の思いをしたためた一文もあり、海上自衛隊の隊員が訪れています。

第75期一般幹部候補生、第77期飛行幹部候補学校卒業式が、３月16日に行われました。

江田島湾に掃海母艦「うらが」、護衛艦「うみぎり」、「すずなみ」、「てるづき」が待機。

卒業生を乗せ出港する準備が着々と進められています。

午後２時過ぎ、卒業生を乗せた船が、それぞれの艦船に到着しました。

階段を上り、甲板に整列します。

艦橋からも乗船する卒業生の様子を見守っていました。

生徒が乗った船は、江田島湾を出港。

艦船は品覚寺を通過するとき、汽笛を鳴らし別れを惜しんでいました。

生徒を乗せた艦船は、３月16日に呉市に到着。その後、神戸、那覇など、全国９カ所を訪問する予定です。

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　 　幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am

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