2024-11-15

幻の焼き物「江波焼」 高速道路下に資料展示

江戸時代の終わりごろ、広島には窯元「江波焼」が製造されていました。
江波焼は、現在の広島市中区江波で1828(文政11)年から1872(明治6)年ごろにかけて焼かれていました。しかし、残された資料が少ないので「幻の焼き物」と言われています。

昭和初期に、地域の山が埋め立て用土として開削されたため、その姿が消えてしまいました。

広島高速3号(広島南道路)の工事区域から、陶磁器片や窯道具が発見され、日常雑器としての陶器が多数含まれていました。


このことから、江波焼は主に広島城下の人々の需要に応じて作られ、藩の国産奨励策に沿って生産が進められていたようです。


高速道路の下に、江波焼の資料を展示しています。



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