2026-02-11

八雲ゆかりの神魂神社 建国記念の日に思う神話の風景

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の主人公、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)。1891(明治24)年に西田千太郎とともにこの地を訪れ、古き良き伝承を記録に残しました。


今日は「建国記念の日」。日本神話に登場する神武天皇が、初代天皇として即位したとされる日を由来としています。

というわけで、今日は蔵出し写真。歴史ウオッチャーのあっしは、旅先でパワースポットを訪れるのは楽しみのひとつ。


神魂神社は、出雲地方を代表する古社のひとつで、静かな森に囲まれた神秘的な場所です。


巨大な自然石を積み上げた石段があり、おごそかで落ち着いたたたずまいが印象的でした。


御祭神は、国生みの神である伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)。現存する大社造の社殿として最古を誇る本殿は、国宝にも指定されています。



出雲に息づく信仰や伝承に触れるひとときは、八雲が作品を通して描き出そうとした「未だ知られぬ日本(Glimpses of Unfamiliar Japan)」の断片を、私に見せてくれるようでした。

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2026-02-10

寒い朝に幻想的な海 気嵐に包まれ出港

雪化粧を残す対岸を背に、小船が出港していきました。


昨日は、冷え込みの厳しい朝を迎えました。


海は、気嵐と呼ばれる蒸気霧が立ちのぼり、幻想的な景色が広がっていました。


漁場へ向かって、漁船が静かに進んでいきます。



気温が上がるにつれ、気嵐の海はゆっくりと姿を消していきました。

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2026-02-09

雪が輝く光の柱 束の間の別世界届ける

枝に積もった雪が落ち、差し込む朝日に照らされて、光の柱のように輝いていました。


昨日からの雪で、辺り一面の銀世界。朝の空気は澄み渡り、雪の解ける音がかすかに聞こえ、白さが際立っています。


「♪山も野原も 綿帽子かぶり」。枯草残らず花が咲いていました。


電線に着雪するほど湿り気を含んだ雪。木の枝の輪郭を白く縁取っています。


思いがけず届いた空からの贈り物。


暖かい日差しに溶けていった雪景色は、束の間の別世界を届けてくれました。



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2026-02-08

雪の日は歴史を動かす 白いベールに包まれた港

雪の結晶が、流れ星のようにレンズをかすめました。


午前中の穏やかな空は一変し、午後からは雪が降りしきる、いてつく寒さとなりました。
カワウが泳ぐ海は、モノトーンの世界へと姿を変えています。


いつもは穏やかな景色が広がるこの場所も、今日は厚い雪のカーテンに閉ざされていました。


本土と島しょ部を結ぶ定期航路は、一部が運休するほどの荒れ模様。


白いベールに包まれた港は、日ごろの喧騒が嘘のように静まり返っています。


「桜田門外の変」や「二・二六事件」も、大雪の日でした。
今日は、歴史を動かした「雪の日」として刻まれるのでしょうか。

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2026-02-07

小さな春の足音 梅一輪が知らせる

「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」。そんな言葉がぴったりの気温でした。


寒波襲来の予報が出ていたものの、この辺りは青空が広がり、穏やかな陽光が差し込んでいました。春が少しだけ顔をのぞかせたような、柔らかな日差しです。


庭先の梅のつぼみは、ほころび始めています。


今日、畑で今年初めてウグイスの鳴き声を耳にしました。

春の走りで、ぎこちない「試し鳴き」。ちょっぴり季節の移ろいを感じさせてくれます。

三寒四温の季節。寒さと暖かさを行き来しながら、春は確実に近づいています。


自然が春の気配をそっと教えてくれた一日でした。



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2026-02-06

白石の鼻巨石群 松山に残る太古のミステリー

松山の海岸線に、存在感を放つ巨石群が姿を現しました。


白石の鼻巨石群は、松山観光港の北およそ2キロの位置に鎮座しています。



最近の研究で、沖合約40メートルにある白龍石(三ツ石)のほぼ中央にすき間があり、春分・秋分の日前後の数日、そこに夕陽が差し込むことが判明しました。



近くにある白石龍神社は、古くから五穀豊穣や漁業の神として信仰を集めてきた場所。白石龍神社と巨石群は、長い歴史の中で大切に守られてきました。


伊予の国にあるストーンヘンジ。太古の昔から続くミステリーへと誘われるようでした。


松山のパワースポットで、「気」を全身に浴びて、心身が研ぎ澄まされていくようでした。


沖合には、松山市と島しょ部を結ぶ船の姿がありました。そろそろ、帰途に就く時間。白石の鼻に見送られながら、松山の旅は幕を閉じました。



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2026-02-05

「なかなか遺産」下灘駅 DASH島を望む無人駅

「しもなだ」と書かれた縦型駅名標の向こうに、「ザ!鉄腕!DASH!!」の舞台、DASH島こと由利島が見えました。


かつて、「日本で一番海に近い駅」で知られていたJR予讃線下灘駅を訪れました。


自宅近くにある標高542メートルの野登呂山山頂から、およそ40キロ離れた由利島、さらにその25キロ先に四国本島が見えます。下灘駅は、東側に位置する「大由利」に隠れる場所にあります。


下灘駅は、瀬戸内海を臨む絶景の無人駅としてノスタルジックな景観を守り続け、雨露を防ぐ駅本来の役割を淡々と果たす姿が評価され、2017年に全国で5番目の「なかなか遺産」(たんたん系)に認定されました。





「なかなか遺産」は、東京大学生産技術研究所の腰原幹雄教授の提唱で、国の重要文化財や世界遺産に認定されないものの、特異性を持ち人や社会に多様な恩恵をもたらす施設を顕彰しています。



木造の駅舎から見渡す海に、ゆっくりと時間が流れていました。


プラットホームで過ごしたのはおよそ30分。復路の汽車が到着しました。


同じ空間を共有した人たちに見守られながら、列車は静かに発車。旅愁漂う駅を後にしました。



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