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2016-08-08

安芸門徒は旧暦の盆 紙でできた盆灯篭供える

あっしがいる地域は、鎌倉時代末期から南北朝期に成立し、現在まで続く安芸国(広島県西部地域)の浄土真宗門徒の総称として「安芸門徒(あき・もんと)」と呼ばれています。
織田信長が大阪の石山本願寺を攻撃した際には、安芸門徒が大阪に出征し、本願寺を助けて信長に反抗する有力な戦力となったほど。
関が原の戦い以後、安芸藩に入った福島正則が保護し、安芸・備後両国は浄土真宗大国となりました。

安芸門徒は旧暦の盆に盆灯篭を立てる習慣があります。最近は、トラックに山積みされたものを良く見かけます。

灯篭は、乾いた細い竹の先端を六等分し、竹で先端部分をつなぎ合わせて六角形の形にしたものに紙を貼っています。

初盆は白い紙、それ以外は色紙を用い、お参りする人の名前を書きます。

幼少のころは、この中に、ようじを立てたジャガイモにろうそくを立て、火をともし、ほんのりとした温かい光が満ちあれていました。

多くは市内の授産施設で作られ1本あたり数百円。

今日も店頭には灯篭を買い求めていました。

火災予防のため、灯がともることはありませんが、色とりどりの盆灯篭が並び始め夏の風物詩となっています。



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