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2016-02-28

被爆70年事業国際シンポジウム 広島の知識を世界に伝える

被爆70年の節目にあたり,放射線被曝(ひばく)者医療の成果を次の世代に継承するとともに,広島の世界への貢献と国際協力を一層推進することを目的として、
「HICARE被爆70年事業 国際シンポジウム」が広島県医師会で開催された。

Hiroshima International Council for Health Care of the Radiation-EXPOSEDの略で、広島が有する被曝者治療の実績と放射線障害に関する調査研究の成果を世界への貢献と国際協力の推進に資することを目的としている。

会場は同時通訳のレシーバーも。

戦争以外にも、チェルノブイリや東海村、ゴイアニア事故など被曝の被害を受ける事例がある。被曝者医療は広島と長崎がゴールドスタンダードで生かされてきたと説明。

チェルノブイリの統計や福島県内の発生状況を参考にしながら、福島県の甲状腺がんが増えた要因は機会の精度向上と考えられるが今後も注意深く経過観察をすることも必要だと話した。

放射能でがんの発生するリスクは種類によって違っていること。
福島第一原子力発電所では、放射能による風評被害など社会に深刻な影響を与えているので、広島で培った知識を伝えなければいけないと話していた。



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