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2015-08-07

正田篠枝三十万名号碑 偉業に心を打たれる

呉市が対岸に見える小高い丘に「正田篠枝三十万名号碑」が静かに立っている。

被爆歌人正田篠枝が原爆犠牲者30万人の霊を慰め、世界平和を祈るため「南無阿弥陀仏」の名号を書き建立されたもの。

偶然にも大先輩に正田篠枝をよく知る人がいて、話を伺うことができた。

名号碑を訪れるまでの道中、クモの巣も張り訪れね人も少ないことを実感。
改めて、

それまでは、存在すら知らなかったが、地元に原爆詩人がいることにびっくり。
気が遠くなるような、30万人分の「南無阿弥陀仏」の偉業に心を打たれた。

正田 篠枝は明治43(1910)年12月22日江田島市江田島町秋月生まれ。被爆経験を詠んだ多数の短歌により「原爆歌人」として知られており、中でも原爆批判に対する厳しい統制下で出版された歌集『さんげ』が、原爆文献中でも随一の稀覯本として知られている。


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