先週、このあたりを通りかかると、空にそびえるはしごが。
近くにいたに聞くと、この上で演舞する「虎舞」が10月4日に開催されると聞いた。
「ん・・・?」
以前、郷里で岩手県地方局発のドキュメンタリー番組を見た記憶とマッチングした。
ぜひ見たかったので、指折り数えていた今日がやってきた。
正式名称は「風流唐獅子曲乗之体(ふうりゅうからししきょくのりのたい)」。
神代の昔、ある神様がお供を連れて出雲の国に赴く途中、谷間のがけで一頭の唐獅子に行く手を阻まれた。このとき、一行の中の才坊という者が身振り手振りで唐獅子をがけの上へと誘って行ったため、無事出雲へ到着できたとの伝説があり、この唐獅子と才坊の様子を再現したものといわれている。
「未来に残したい歴史文化財産百選」にも選ばれている祭は、2年に1度ここで開催されている。
開催前に、安全祈願をした時は、「下が見えて怖い」。 演舞中は、ほとんど見えないという。
囃子(はやし)にあわせ、唐獅子の衣装に身を包んだ勇士が、地上20メートルの梯子の上で身軽に演舞を披露。大きな歓声を受けた。
偶然に通りかかった場所で、偶然に郷里でテレビを見た遠い地方の祭りが、2年に1度しか開催されない演舞を、目の前で繰り広げられた。祭の熱気が今も残っている。
公式サイト幸か福岡 ふくおかひろし
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