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2014-08-29

震災を見続けた駅 姿消す

 東日本大震災を見続けた駅が姿を消しつつある。

 鹿折唐桑(ししおりからくわ)駅。

 無人駅だったが、地域住民の主要な交通機関として利用されていた。

 仲代達矢が主演、小林政広が原作・脚本・監督をした『春との旅』のロケ地にもなった。

 東日本大震災で軌道式内も被災。

 駅前には、津波で流され、震災遺構として論議されたた第十八共徳丸があった。

 暫定的に一般道にBRTが走っているが、国道8月18日から始まったBRT専用道の工事に伴い、駅構内を撤去。

 今後は、バス停に似た新しい待合所が設置される。

 住民のために役目を終え、震災を生き延びた駅のホームに一抹の寂しさも・・・。

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