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2025-08-17

石破首相代表作平和記念式典引用 正田篠枝三十万名号碑訪れる

「太き骨は先生ならむ そのそばに 小さきあたまの骨 あつまれり」。
8月6日、石破茂首相は、平和記念式典のあいさつで、2度にわたってこの一首を引用しました。原爆の惨状を詠み続けた歌人・正田篠枝(1910-1965)の代表作「さんげ」に収められています。


正田篠枝は江田島市出身。江田島町秋月に「正田篠枝三十万名号碑」が鎮座しています。

10年前に掲載した記事が、8月6日以降閲覧者が増えたことから、10年ぶりに名号碑を訪問しました。

この碑は、原爆犠牲者30万人の霊を慰め、世界平和を祈るために、正田篠枝が「南無阿弥陀仏」の名号を書き続けたことが由来して建立されたものです。


彼女は東京滞在中、歴史学者・中村孝也との出会いを通じて、徳川家康が1日に1万の名号を書いていたという逸話に感銘を受け、原水爆禁止の祈りと、広島・長崎の原爆犠牲者の慰霊のために名号を書くことを日課としました。



「原爆歌人」として知られる彼女の歌集『さんげ』は、厳しい統制下で出版されたため原爆文献の中でも随一の稀覯本とされています。

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