漆黒の闇に「新宿ゴールデン街」のきらめく看板。今では思い出の一ページとなりました。
この町に足を踏み入れたのが今から14年前。めぐり逢いを紡いで縁のある映像作家監督のご案内で点々と店のドアをノックしました。
ゴールデン街は文化人が集まり、夜な夜な酒を飲みながら議論に明け暮れた場所。
自宅から程よい距離に住んでいる人と立ち寄った店が深い関わりがあったり。
十数年後によなご映像フェスティバルで再会したり。
店主が気仙沼市出身で数年後に東日本大震災の支援であっしが派遣されたり。
「俺(おら)、ハードボイルドだど!」。店でグラスを傾けていると、映画のロケ地に差し入れの話が。3人しかいない店内。2人とも都合が悪く、あっしが名代として行くことに。
ロケ現場行き、銀幕の裏側を垣間見たことも。
文化人と出会い、流しのマレンコフと一緒に歌い、この町を訪れるたびに生き様を教わり、生き方が変わりました。
今では観光地の様相に変わりました。
当時のたたずまいは記憶の一ページとなりましたが、新しい看板を見に訪れたいな。
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幸か福岡かふくおかひろし email:blogger@fukuoka.am
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