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2020-03-29

一代限り紅白の梅「源平咲き」 異なる遺伝⼦「キメラ」の仕業

梅の木の枝から紅白の花が咲いていました。

都内では大雪の便りが届く中、このあたりは小春日和。
道端に、紅白の梅が咲いた木を見っけました。

このような開花を「源平咲き」といいます。

平安時代の源平合戦のとき、源⽒が⽩い旗を、平⽒が⾚い旗を⽤いていたことから、こう呼ばれています。梅をはじめ、桃や椿、ツツジなどにも⾒られます。
以前にも、ツツジの木で見つけたこともあります。

遺伝⼦の突然変異で、赤い梅の⽊に⽩い花が咲くようになりました。白い花にも、薄っすら紅が乗っています。

このように遺伝⼦の異なる細胞が交じった状態を、学術用語で「キメラ」と呼んでいます。
ギリシャ神話に出てくる頭がライオン、胴がヤギ、尾がヘビという怪物の名にちなンでいます。

この木の種を植えても、紅白いずれかの遺伝⼦しか受け継いでいないため、育てても、源平咲きにはなりません。

紅一点の枝でシジュウカラが遊んでいました。

一代限りの梅の木、鳥が枝に移るたび、花びらが舞いました。

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2 件のコメント:

  1. でめちゃん2020年4月3日 19:06

    勉強になります!

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    1. いえいえ、初めて見たときは、びっくりしました。結構、ありますよ🌸

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