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2019-01-20

文机見る冬景色 宇野千代生家訪れる 

文机から外を眺めると、冬のたたずまいでした。
岩国市川西町にある宇野千代の生家に来ました。
廃屋寸前だった生家を宇野千代が修復。紅殻格子と白い漆喰の壁を備えた平屋の家屋は、宇野千代が喜寿を迎えた1974(昭和49)年に完成しました。

「自分の幸福も人の幸福も、同じように念願することの出来る境地まで、歩いていきたい」。

生家には、宇野千代の生い立ち、執筆した原稿などを展示。施設の案内で生涯を知ることができました。

岐阜県本巣市(旧本巣郡根尾村)にある樹齢1500年以上の彼岸桜の古木である「淡墨桜」が瀕死(ひんし)の状態を知り、の保護活動をしました。
その桜が庭にあり、春には花が咲きます。

宇野千代は1897(明治30)年岩国市生まれ。
1947〜1948(昭和22〜23)年にかけて「中央公論」に発表された「おはん」は、岩国を舞台にした名作で、宇野文学の白眉といわれています。
野間文芸賞、女流文学賞、芸術院賞など受賞。1990(平成2)年に岩国市名誉市民となります。
文化功労者として顕彰され、勲二等受勲。1996(平成8)年没、享年98歳。


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