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2018-08-03

枕崎台風犠牲者石碑に刻む 過去の惨事今に伝える

平成30年7月豪雨の爪痕が残る一角に、「昭和二十年水害 慰霊碑」が建っています。

終戦直後の昭和20年9月17日午後2時ごろ、鹿児島県枕崎市付近に上陸した台風第16号は、最低海面気圧916.1ヘクトパスカル、最大瞬間風速62.7メートルを記録。
台風は北東に進み、九州を縦断した後、広島県に再上陸。
死者2,473人、行方不明者1,283人を負傷者数は2,452人を記録しました。
後の「枕崎台風」です。

江田島町史によれば、9月17日は朝から激しい雨となり、午後8時には大洪水となり、死者行方不明者は252人。

戦後間もないため、山の木は伐採され、海軍水源地の工事や高射砲台の構築で山が開発されたのも被害を大きくした要因と書かれています。

終戦直後なので、自治体からの応援もなく、法整備も整っていないため、復旧は困難を極めたと言います。

確認した限り、江田島町内に3カ所の慰霊碑があります。
水害での出来事を後世に伝えるため、石に刻んでいます。

今回の水害で、当地は幸いにも死者・行方不明者はいませんが、道路の寸断や山腹崩壊がいたるところで起きました。

「島でも水害があったこと」。
ひっそりと建つ石碑が、過去の惨事を今に伝えています。



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2 件のコメント:

  1. でめちゃん2018年8月4日 21:33

    枕崎台風の被害が江田島でもあったのですね。知りませんでした。やっと戦争が終わってすぐにまた不幸が襲ったんですね(T-T)大昔大原も陀峯山の鉄砲水で沢山の人が犠牲になったと聞いた事あるんだけど、いつの時代かはわからない。悲しい過去が江田島にはあるんですね。

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    1. 探していますが、伝承が残っているものは少ないですね。でも、海岸線を歩くと、災害の痕跡が残っていることが分かりました(^_^;)また、歩きたいと。

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