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2018-01-03

桂浜神社初詣 奉納の絵に時の流れ

天井から下げられたちょうちんが拝殿をほんのり照らしていました。

呉市倉橋町本浦にある桂浜神社に初詣。

階段の先に、拝殿や国の重要文化財に指定されている本殿があります。

神社は遣新羅使が立ち寄った天平8(736)年には、すでにあったと伝えられています。祭神は勝負必勝の八幡三神と海上交通の平安を守護する宗像三女神。

万葉集 巻十五 三六一七番 大石蓑麻呂(おおいしの・みのまろ)「石走る 瀧もとどろに 鳴く蝉の 声をし聞けば 都し思ほゆ」と詠まれた場所です。

倉橋島は、かつて長門(ながと)島と呼ばれ、奈良時代には遣新羅使(けん・しらぎ・し)の船がこの島に停泊し、その時詠まれた歌が、『万葉集』に8首載っています。

手水舎の柄杓も、静かに訪れる人を待っていました。

拝殿には、奉納された絵が時の流れを物語っていました。

そのひとつに「小野小町」の字が読み取れました。

機械的に、当時の色を再現。

古文書は読めないのですが、察するに・・・、

「侘びぬれば 身を浮き草乃 根をたえて さそふ水あらば いなむとぞ於もふ(わびぬれば身をうき草の根を絶えてさそふ水あらば去なむとぞ思ふ)」古今和歌集 巻十八 九三八番 かと・・・。

初詣のおみくじが木に結ばれていました。

「私も誘ってくれる人があるなら、一緒に都を出て行こうと思います」。
この句のように、憧れを感じた初詣でした。



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2 件のコメント:

  1. でめちゃん2018年1月3日 22:12

    桂が浜に行った事は何回かあったのに神社に上がってないわー結構歴史あるものなんですね❗
    何でも挑戦だねー/!

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    1. 万葉集にも登場しますから(笑)同じ島でも、まったく雰囲気が違って好きな場所です。

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