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2017-05-14

世界最大級双頭船 ナッチャンWorld見学

「ナッチャンWorld(1万0715トン)」の見学が呉市にある#阿賀マリノ埠頭で一般公開していることを知り車を走らせました。

3月27日に宮島沖で見かけた函館船籍の「ナッチャンWorld」。最大1,500トンの荷物を運び、双頭船では世界最大級のディーゼルエンジンで、1,500人の宿泊施設があります。

船名は、姉妹船の「ナッチャンRera」の「ナッチャン」と、船体に描かれたイラスト「世界中から集まった仲間たちがパレードする」というイメージからの「World」が合わされたものです。

乗船は、後方のランプから登ります。双頭船なので下は空洞。
車両甲板は、普通自動車350台が積める広さ。

広い客室は最大1,746人収容できます。
らせん階段の上はエグゼクティブクラスのフロアのようですが、今回は立ち入り禁止でした。

客室から屋外デッキを望むと、海が広がっていました。

「ナッチャンWorld」は、オーストラリアタスマニア州にあるインキャットホバート造船所で総工費約90億円をかけて平成16(2008)年4月8日完成。5月から、東日本フェリーの函館-青森間で運航しましたが、採算の悪化から同年11月には終了。平成17(2009)年から平成24(2012)年まで、同社を吸収合併した津軽海峡フェリーが、夏期繁忙期限定で運航しました。

その後、防衛省は大災害などに備えるとの名目で平成26(2014)年度、約3億5千万円で借り上げ、昨年3月に新会社が所有。平時は高速マリン・トランスポートが運航し、必要に応じて防衛省が借りています。



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