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2017-03-22

国内最大の起重機船「海翔」 「船のおくりびと」役割担う

カキ筏へ係留している船の周囲に映る波紋が赤く染まっていました。
見上げると、山の上から起重機船(クレーン船)が頭を出していました。

船は神戸市兵庫区に本社がある寄神建設株式会社所有の「海翔」。

長さ120メートル、幅55メートル、高さ120メートルの大きさ。業界初の3脚トラス式A型ジブを2基装備し4,100トンが吊るされる、国内最大の起重機船です。

関西国際空港連絡橋や阪神高速道路湾岸線をはじめ、岩手県大船渡港野々田ふ頭のケーソン作業にも威力を発揮しました。

今回は、人間のために働いた船を陸揚げする作業。「船のおくりびと」といった役割でしょうか。

国内最大の船らしく、遠くから見ないと全容が分かりません。

作業は、非常にゆっくりとしたペースで進んでいました。

「船のおくりひと」が去ったあと、陸には解体を待つ船がいるようですが・・・。



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