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2017-02-15

プラット・ヴァレーを口に ホッとつかの間のひととき

「明けましておめでとうございます」。 店の扉を開くと、マスターからの一声でした。
『最近忙しくて、そうだった・・・』。

怒涛の毎日を過ごしているので、心のゆとりがありませんでした。

「なんにしようかなぁ・・・。あれに」。

出てきたのは、プラット・ヴァレー ストーンジャグ。
ミズーリ州のこのプラット渓谷トウモロコシの一大産地で蒸留されているので、この名称がつきました。

アルコールは40度(80プルーフ)のコーンウイスキー。

主原料は『トウモロコシ』と『ライ麦』で、一般的に『主原料のトウモロコシを51パーセント以上80パーセント未満使用するとバーボンウイスキー、80%以上トウモロコシを使用するとコーンウイスキー』と言われています。
ただしコーンウイスキーの場合、バーボンウイスキーのように蒸留後『樽熟成』を行う規定がないため、トウモロコシが86パーセント使っているI.W.ハーパーはバーボンウイスキーと呼ばれています。

薄い琥珀色のグラスを片手に口に運びます。さっぱりとした味わい。甘い香りが口中に広がりました。

カウンターの端では、楽しそうな様子。ついつい、口元が緩みました。

多く並んでいるボトルに目移り。まだ、飲んでいない酒も多くあります。

グラスを置くたびに変わる位置。話が弾んでいるので、グラスの位置がときをたたずして変わっていきました。

日ごろの喧騒を忘れ、心がホッとしたつかの間のひとときでした。



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