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2014-10-25

偶然通っためがね橋 銀河鉄道の夜に誘う

 今日は遠野市に。あまりにも名所が多いため、ここを出発することには、夕日が茜(あかね)色の空を染めていた。

 ちょいとした思い付きで、道草してめがね橋を見に行くことに。

 到着したときは夜の帳が下り、暗闇があたり一面包んでいた。

 橋だけが色とりどりにライトアップ。夜の橋は宮沢賢治原作の「銀河鉄道の夜」に誘っていた。

 午後5時20分柏木平発花巻行きの列車がゆっくり通過。宮沢賢治の世界となった。

 広島の宮沢さんも夜の世界で話題を振りまいているが、同じ広島の夜を旅するものにとって、主人公のジョバンニとオーバーラップした(笑)

 めがね橋は国道283号線と宮守川をまたぐJR釜石線(銀河ドリームライン)の橋梁での正式名称は「宮守川橋梁」と呼ばれている。
 半円アーチ状の橋脚は高さ20m、全長107m。岩手軽便鉄道の花巻~仙人峠間が開通した大正4年に竣工し、昭和18年に現在のかたちに改修された。
5連アーチが連なる橋梁は建設当時の鉄道土木技術の素晴らしさを伝えており、「土木学会選奨土木遺産」「近代化産業遺産」に認定されている。


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