明治の文豪 国木田独歩ゆかりの地である柳井にブラリ。
市内には、国木田独歩の一家が明治25年~27年の間住んでいた家が国木田独歩旧宅として保存されている。
国木田独歩が柳井をテーマにした作品で短編小説『少年の悲哀』は、ここに仮住まいしていた時代を題材にしたもの。
旧宅には独歩が愛用した月琴や、国木田独歩の胸像等が展示されていた。
「正岡子規三十六、尾崎紅葉三十七、斎藤緑雨三十八、国木田独歩三十八、長塚節三十七、芥川龍之介三十六、嘉村礒多三十七。」
「それは、何の事なの?」
「あいつらの死んだとしさ。ばたばた死んでゐる。おれもそろそろ、そのとしだ。作家にとつて、これくらゐの年齢の時が、一ばん大事で、」
「さうして、苦しい時なの?」
「何を言つてやがる。ふざけちやいけない。お前にだつて、少しは、わかつてゐる筈たがね。もう、これ以上は言はん。言ふと、気障きざになる。おい、おれは旅に出るよ。」
太宰治「津軽」のくだり。ついつい太宰になったつもりなので旅に・・・(笑)
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